10月22日【Blender_よりリアルなアニメーションを求めて】

10/22_Eスクール講義録

講師:梶塚千春(CGクリエイター)水野五郎(映像ディレクター)

「よりリアルなアニメーションを求めて」

【具体例から学ぶ】

約1ヶ月以上ぶりに行われたCG講座では、CGを中心にした新プロジェクトの概要説明と、微細な動きを表現するテクニカルの授業が行われた。

10月8日に行われた、江村一範監督の授業で総括されているように、前回行われた制作は、カメラ機材での映像をメインに制作が行われており、CGに至っては使用できるカットとスペースが無かったという裏噺がある。

今回はその逆で、Bleder(CGソフト)を半分以上使用した新規プロジェクトを行う予定だ。現段階で、具体的なシナリオは出てきていないがBlenderをうまく使った説明映像のようなもの仕上げる予定だ。また、少人数での制作になるので、役割分担が重要になってくる。

この授業の中盤、関西学院大学の映像制作授業より、学生が2ヶ月間掛けて制作した映像の数々を制作の具体例として視聴した。この映像は、カメラを初めて持つような学生がシナリオから考え、意見し合い、制作。CGなどのコンテンツはもちろんのこと、実写を交えながらドキュメンタリー調の作品を作るというものだ。

ここで重要になってくるのは、シナリオと役割分担だと水野先生は話す。

このような、小さなグループで何かを制作すると言う時は、シナリオの大筋が全体の中で共有、もしくは決まってない状態だと互いに喧嘩するそうだ。喧嘩と言っても殴り合いではないが、少し揉める程度のことらしい。ただ、大本のシナリオというのが作品の軸になり、映像やCGのコンテンツ制作に無駄がないようにするため、揉めて揉めて解答をだすことが小さい制作チームには重要な事だと話す。また、役割分担に関しては、編集は編集担当、音声は音声担当と一つの役職に務めさせて極めさせる事が初めて行うにしては重要になってくるとのこと。

今回の作品具体例と、その制作手順を読み解くことで今後の制作ワークフローに活かす事のできる内容が詰まっていた。

【CG演習】

2コマ目は、実際に技術に関して学ぶ。

以前より、このEスクールではBlenderを使用しており、何度か課題を出しつつ、オブジェクトのモデリングから、カメラワークやライティングを学んできた。

今学期の後半には、モーショングラフィックス(実際のグラフィックデザインされた静止画に動きや音を加え、映像の形式を取った表現方法)をメインに授業を展開するため、基礎的なキャラクターアニメーションの部分をリハビリという形で学んでいく。

今回は大きく期間が空いてしまったので、復習を入れながらグラフエディター(アニメーションの緩急を動かせる機能)でオブジェクトに細かい動作を入れる授業を行った。

blender_1022_2

実際に、棒人間をオブジェクトで作成し、体を回転等で傾かせる方法で左右に重心移動をしながら歩くアニメーションをつけ、更にグラフエディターによって細かい微調整まで行った。

blender_1022_1

腕が鈍っているということもあって、XYZ軸の部分で混乱する人も続出したが、慣れている人は楽にオブジェクトの作成から、アニメーションまで完成させていた。
次回までの課題は、モーションが出来たものを4カット11秒で撮影してみるというものになっているので、出来上がり次第で次回のCG講座の講義録で載せる予定だ。

 

【参考文献】

「ニコニコ大百科」http://dic.nicovideo.jp/a/motiongraphics

「Blenderの易しい使い方」http://blender-cg.net/graph-editor/